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 『イン・サイド・ヘッド』は、2015年に公開されたアメリカのCGアニメーション。ピクサー20周年記念映画である。
キャッチコピーは「これは、あなたの物語―」。原題の"Inside Out"は「裏返し」という意味である。

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思い出を取り戻すために”喜”と”悲”が大冒険!

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少女ライリーと彼女の頭の中の司令塔にいる喜び、怒り、ムカムカ、ビビり、悲しみの五つの感情の物語。

ミネソタに暮らすライリーは父親の仕事の都合でサンフランシスコに引っ越すことになる。最初は新しい家や暮らしに心躍らせていたが、引越しトラックが到着しなかったりと初日からトラブルばかり。

 そんな中、ライリーは新しい学校に初めて登校する。
ライリーはもちろん頭の中の感情たちもドキドキあたふた。
教室に先生がやってきて自己紹介が始まると感情たちの手助けもありライリーはミネソタでの思い出を嬉々と話していく。

しかしその最中、カナシミが楽しかった思い出に触れてしまい悲しい思い出へと変えてしまった。
そうなると頭の中は大混乱。挙げ句の果てにヨロコビとカナシミ、さらには大切な思い出までを失いライリーは別人のようになってしまう。



 あらすじはこんな感じ。
最初は感情たちが主役で少女のライリーのほうはあんまり出番がないのかなと思っていましたが、ライリーもしっかり主人公として成り立ってました。ピクサー作品で人間が主役として出てきた作品は、カールじいさんしか観たことがなかったので今までにない感じで面白かったです。

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 そして五つの感情たちですがキャラクターデザインがいつものように秀逸で、
このキャラクターはヨロコビだ!こっちはカナシミ!と老若男女、そして万国共通でわかる素晴らしいデザインです。
日本だと赤鬼のおかげで怒りの色っていうのは赤というイメージがなんとなくありますが、世界各国の感情の色のイメージってどうなっているのでしょうかね。少しそこが気になりますが、一目見ただけで心惹かれるデザイン、動きもそれにあったコミカルな動きで笑えました。とくにイカリが怒ったとき火山のように火を噴くのがとても好きです笑

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 司令塔から思い出を運ぶ管に吸い込まれ思い出の保管場所に飛ばされてしまったヨロコビとカナシミはなんとか司令塔に戻ろうとするがライリーの思い出の島が次々の崩壊していってしまう。

 特別なことがあった時にできる思い出の島。友情の島やユーモアの島。家族の島など大切なものばかり。そんな島たちは落ち込んでいるライリーが傷つくたびに崩れていく。それがとても切なかったです。それと同時に人間とはこんなに脆いものなんだと教えてくれるようなシーンでもあって心に来ました。この映画を観た後に、自分だといつどんな島が崩れただろうと想像する人も多かったのではないでしょうか。

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 そして本作のキーマンともいえるビンボンに出会います。ビンボンとは幼い頃ライリーの作った空想の友達。
しかし成長したライリーの思い出からは消えかかっているような悲しい奴。そんなビンボンに「考えの列車」で司令塔に帰ろうとアドバイスをもらいます。司令塔を目指すヨロコビとカナシミ、そしてまたライリーと遊びたいビンボンを乗せて列車は出発します。しかしライリーが寝たことによって列車は止まってしまい、なんとかしてライリーを夢から覚まそうと奮闘する3人のこのシーンが大好きです。いきなり犬がちぎれたり、巨大なピエロがでできたりそれはもう破茶滅茶で、

「こんな夢見されられたら起きるわ!」

とツッコミたくなりました笑。

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 その後ライリーのトラウマであったピエロのチャックルズのおかげで夢から覚めてしまいます。
そんな中司令塔ではミネソタに家出しようという意見が飛び交い、ライリーは家出を決意してしまう。その結果、正直の島は崩壊。家族の島も崩れ始め、カナシミを残してヨロコビとビンボンは落ちたら脱出不可能の「思い出のゴミ捨て場」に落ちてしまいます。

この後の場面がこの映画の中でもかなり上位にくる名場面でした。後で詳しく書きますが一応説明だけ。

ゴミ捨て場に落ちたヨロコビとビンボンは、昔ライリーとビンボンが空想で作ったロケットに乗って脱出を試みます。しかしビンボンはここに残ることを選択しました。そしてヨロコビは消えゆくビンボンを目の当たりにして「必ずライリーを元に戻す」と改めて決意したのでした。

そしてカナシミと再会したヨロコビは、空想の彼氏を積み上げたり、トランポリンでぶっ飛んだりして最終的に司令塔に戻ることに成功。ライリーもなんとか引き止めることができハッピーエンド。

その後司令部では複雑な感情も制御出来るようになり、「ケンカするほど仲がいい」「先輩への叶わぬ片想い」など、様々な感情が交じった特別な思い出が増えて行く。ライリーも元に戻り、サンフランシスコで幸せな暮らしを送りましたとさ。

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 本当に素晴らしいとしか言いようがないです。CGはもちろんキャラクターやストーリー、ピクサーというのは本当に最高です。

 ピクサー作品は観終わった後に自分だったら、この世界が現実だったらどうなんだろうと考えることができる作品が多い。『トイ・ストーリー』だったら家のオモチャ達は今なにしてるだろう?とか、『ファインディング・ニモ』だったら魚達はこんな会話してるのかな?と、どうしても考えてしまいます。そんな中、この『イン・サイド・ヘッド』はそれに特化している作品です。キャッチコピーなんて「これはあなたの物語」ですからね笑。

 それがよくわかる製作秘話があって、それはライリーの嫌いな食べ物に表れています。本来ライリーの嫌いな食べ物はブロッコリーとして描かれていますが、日本ではブロッコリーよりもピーマン嫌いの子供の方が多いということでブロッコリーからピーマンに変更されています。これには「日本の観客に本作を自分の物語として楽しんでもらいたい」というディズニーの考えがあったようです。

今回だけに限りませんが、ピクサー作品は看板の文字などをその国の文字に直したり、一国のためにそんな変更をするということには相当なこだわりを感じることができますね。

ビンボンが消えないといけなかったわけ。

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 映画鑑賞後には、「ビンボンを復活させてあげて!」「このままではあまりにも可哀想」など観客からだけではなく、スタッフからも意見があったようです。見出しにもあるように消えないといけなかったというよりも、消えるしかなかったとしか言いようがないのです。ビンボンは言ってみればもう過去の産物。子供の頃の記憶、思い出なんてはっきり覚えている人なんてほとんどいませんし、そういう意味ではビンボンはライリーのための本当の役目を果たし消えていったと考えると感動しちゃいます。

 エンドロール中や後に色々なネタを入れてくれるピクサーのことだから、ビンボンに関する何かがあるといいなと思いながら観ていたので少し残念でしたが、完璧な引き際だったとも思えます。

幸せだけが幸せではないということ。

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 最初はカナシミの事を腫れ物を触るように接していたヨロコビですが、喜びには悲しみも時には必要となることを知るわけですが、これとっても良いことを教えてくれてますよね。「落ちたから這い上がれる」「悲しみがあるから幸せを感じられる」というどこかで聞いたことあるようなことを上手く綺麗に観ている人に伝えられているように感じました。

 嬉しいことばかりでなく、悲しいことばかりでもない。どちらもバランスよく時折感じられる幸せを、そして極たまにくる幸福を大切にして毎日頑張って生きていきたいなと思いました。

 最後に気になったのが、頭の中でリーダー格の感情が人それぞれだったのが面白かった。
ライリーはヨロコビが中心で、母親はカナシミ。父親はイカリで、これも登場人物のこれまでの人生の経過によるものなのかと思ったり、ライリーは生まれた時に初めて抱いた感情がヨロコビだったからそうなのか。そうだとしたら母親は泣きながら生まれたならまだわかるが、父親は怒りながら生まれてきたのかと考えるとなかなか面白い物語になりそうだなと思った笑

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 『ファインディング・ドリー』は、2016年公開のアメリカのアニメーション映画。2003年公開の『ファインディング・ニモ』の続編である。

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『私の家族はどこ?』

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 マーリンとドリーが、ニモを探す大冒険をしてから1年後。ちょっとしたことがきっかけでドリーは家族がいたことを思い出す。しかし忘れっぽいドリーが一人で探しに行くことはとても危険だということでマーリンとドリー、そしてニモの三匹で家族をさがす大冒険に出る!

 前作は人間に囚われたニモを探すストーリーでしたが、今回は家族に関して唯一覚えていた「カリフォルニア、モロ・ベイの宝石」という言葉を頼りにカリフォルニアに冒険に出たドリーが囚われてしまいます。舞台は海洋生物研究所、平たく言えば水族館ですね。なんとここが「モロ・ベイの宝石」だったのです。
そこでタコのハンクと出会ったドリーは、一緒に脱出しようと奮闘する。

 このタコのハンク君がとっても活躍してました。水の中でしか生きられないドリーと違って、自由に地面を移動できるハンクのお陰で『ファインディングシリーズ』の新しい一面を見たように思います。廊下を這いつくばったり、手すりなど色んなものに擬態したり、人間に見つからないようにしながら移動していくシーンはなんだか『トイ・ストーリー』を観ている気分になりました。

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 冒険の途中、様々なことを思い出したドリーはハンクのおかげで自分の生まれた巨大な水槽に1人戻ることができた。
しかしそこには父母の姿はなく、昔の家はもぬけの殻だった。他の魚からその2匹の魚は隔離棟にいったと聞かされドリーはパイプを通って逆戻り、その中でマーリンとニモと再会した。

 水族館の中にいるドリーの話と、ドリーを探すマーリンとニモの話と2つに分かれるのですか、正直話の内容が多すぎてドリー側のあらすじだけで精一杯です笑。そういう意味では今回は話の山場や見所が多いような気がします。だからこそ最後まで観客が飽きることなくお子さんの多い映画館も割と静かだったし、笑い声しか聞こえなくてよかったなと今になって思う。

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 再会した3人はドリーの家族を探すため隔離棟を目指す。そこで水槽に入った沢山のナンヨウハギ、ドリーの仲間を見つけるが両親の姿はどこにもなく、ドリーを探しに行ったきり2人は戻ってこなかったと聞かされる。なんだかんだあって1人で海に落ちてしまったドリーは途方にくれる。しかしそこでどこかに繋がる貝殻の列を見つけ、たどっていくとそこにはドリーの家族の姿が。3匹は再会を果たしたのだった。

 この再会シーンはとても感動しましたね。排水管近くの水が汚く薄暗い海の中で、いつかドリーが帰ってくるんじゃないかと考えて毎日貝殻を家の方向に並べていた両親の事を考えると本当に再会できてよかったなぁとシミジミしちゃいます。最終的にあのニモたちがいる賑やかな海で暮らすことができてよかったですね。

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 ドリーはトラックに積まれてしまったマーリンとニモを救うためジンベエザメのデスティニーと、白イルカのベイリーの協力を借りて助けます。
ここからもう破茶滅茶なので短くまとめると、

「タコが魚積んだトラックの運ちゃんになって、海にドボン」

 タコのハンクが、ニモたちの乗っているトラックもろとも海に返すというとんでもEND。映像もさることながらここで流れる海洋生物研究所のアナウンス、八代亜紀さんの説明口調もピッタリはまってお腹痛くなりました笑

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 無事に海帰れたドリー達は、また平和に仲良く暮らし、家族同然のマーリンとニモがずっと近くにいたことも気付けましたとさ。

 本当に大満足でした。公開から1ヶ月以上たった今でもお客さんが多かったのが疑問でしたが、納得ですね。
『ファインディング・ニモ』の続編ということで、前作を見てないとわからないネタが多くあって「予習しといてよかったな」と思いました。そう思うくらいネタがいっぱい仕込んであってラストの奴らは1年経ってもまだ歯医者の袋に入っていて、結局次は海洋生物研究所にとらわれるという笑。今度はあの魚達でスピンオフでも作ってくれたら面白そうですね。

美しい・・・。CGが現実を超えた?

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 前作のレビューの時に散々書きましたが、やっぱりCGが綺麗すぎる。実は本編より短編の方が個人的には綺麗に見えましたが、今回はドリーの話ということで笑。

 水面や海藻の表現。魚が手の上で跳ねる動きなんてもう本物そのもの。子供の手が勢いよく水に入ってくる時にできる気泡など、本当に見惚れてしまうような物ばかりで度肝を抜かれました。水だけじゃなく空、夜景なんかもとても綺麗で、正直現実を超えてしまっています。現実でも夜景は綺麗ですが、問題は海。日本だとどこの海にいっても10m先が見えないようなところばかり。人間達のせいで魚達が嫌な思いをしてしまうなんて最低ですよね。だから『ファインディング・ドリー』を見習って現実世界も海を綺麗にしていきたい!

 と、話は逸れてしまいましたが、数年前に進化は終わったと思っていたCG技術がまだまだ進歩していっていることに驚きを感じました。それだけじゃなく本当に水の中にいるかのような音響効果も素晴らしく、1番最初のトイ・ストーリーも素晴らしくですか現在と比べると人間の凄さも実感できますね。あとは海を汚さなければ完璧なんですが笑

書きたい事まだまだあるけど、ありすぎる!

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 あらすじ書こうとしても内容が多すぎてかけない、名場面もありすぎる、コラム書くのが仕事の人なら1日中書いてられるんじゃないかな笑。
カリフォルニアに八代亜紀とか、乗るな乗るなとか、ちょうだいちょうだいとか、これだけじゃ訳がわからないと思いますが是非映画を見て欲しいです!

 忘れてましたが、やっぱりピクサーの声優に使うタレント選出が相変わらずうまかった。タコ役は上川隆也さん、デスティニー役は中村アンさん、主役の2人もさることながら、今回参加のこの2人も素晴らしくピッタリでした。『トイ・ストーリー』や『モンスターズ・インク』なんかのあんな配役は普通だと思いつきませんよね。それでいて毎回違和感がないのはどういう仕組みなんでしょう。俳優さんがうまいのか、ピクサーはなにか特別なマイクでも開発したんでしょうか・・・笑

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