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 『アメリカン・スナイパー』(原題: American Sniper)は、アメリカ合衆国で製作され2014年に公開された伝記映画。
原作はイラク戦争に4度従軍したクリス・カイルが著した自伝『ネイビー・シールズ最強の狙撃手』で、脚色はジェイソン・ホールが行った。監督はクリント・イーストウッドで、ブラッドリー・クーパーが主演を務める。

 2015年1月までに北米興行成績で2億1700万ドルを記録し、『プライベート・ライアン』の2億1650万ドルを超えてアメリカで公開された戦争映画史上最高の興行収入額となった。2015年2月には3億ドルを突破した。

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たった一人で160人射殺した男の実話

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 イラク戦争時、その活躍ぶりから「伝説」と呼ばれたクリス・カイルを演じたのはブラッドリー・クーパー。
代表作といえば「ハングオーバー」シリーズが挙げられるように、コメディー俳優でいくのかなと思っていたので予想外の主演抜擢にビックリ。
 監督はクリント・イーストウッドということで、こっちは予想通りというか予想より素晴らしい作品をまた作ってくれた。名ハリウッドスターから名監督に。まさに巨匠。

米海軍特殊部隊ネイビー・シールズの隊員クリス・カイルは、イラク戦争の際、その狙撃の腕前で多くの仲間を救い、「レジェンド」の異名をとる。
しかし、同時にその存在は敵にも広く知られることとなり、クリスの首には懸賞金がかけられ、命を狙われる。数多くの敵兵の命を奪いながらも、遠く離れたアメリカにいる妻子に対して、良き夫であり良き父でありたいと願うクリスは、そのジレンマに苦しみながら、2003年から09年の間に4度にわたるイラク遠征を経験。
過酷な戦場を生き延び妻子のもとへ帰還した後も、ぬぐえない心の傷に苦しむことになる。


 敵に包囲され、仲間からの空爆を待っているというラストのシーン。あんなに緊迫したシーンは観たことがない。
それまで自信過剰だったカイルが我を忘れ必死に逃げるシーンは最高にドキドキしました。

 戦車を囲む数十人の兵士の命か、対戦車爆弾を持つたった一人の子供の命か、一方しか助けられないときにどっちの命を守るのが正義なのか。それを自分で決め、そして実行しなければならない場面。
志を持って軍人になったカイルは何が正義かわからなくなっていったんでしょうか。

世界は戦争という刺激を求めている

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 今回の『アメリカン・スナイパー』の大ヒットもそうですが、対人FPS、『CALL OF DUTY』や『Battle field』シリーズの世界的な大流行。今の時代、銃を使ったゲームが流行っているのはやっぱりみんな興味があるからなんでしょうね。私もFPSやったことありますが、やっぱりオンラインゲームは対人対戦じゃないとつまらない。いまメイプルストーリーなんてやったら退屈すぎますしね笑。

 先日プレステーションVRが発売され、ますます臨場感のあるリアルな戦場を体験できるようになったみたいですが、「現実との区別がつかなくなる」という年寄りくさい意見も当然聞きます。「そんな区別がつかなくなるのは年取ってからじゃ」と言いたいですが、ほんのひとつまみが本当にやばいやつだから何とも言えませんけどね。

 しかしほとんどの人が本当の戦場での苦しさをわからない。
狙撃手だけじゃなく、兵士として戦うことがどんなに苦しいことかを教えてくれた映画でした。

カイルのように強くいきたい

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 カイルはTVに映っていた悲惨な場面をみて軍隊に入隊希望するわけですが、なんといっても行動力が凄い。
こんな正義感が強く男気がある腕利きのスナイパーが実在したなんて信じられない。それまではカウボーイを目指していたなんて人ですから、ゲームの主人公みたいな人ですね。

 そしてなんといっても戦地で160人を射殺したことに耐えられる精神力。結局最後のほうはうつ病みたいなのにかかってしまいますが、何とか克服。カイルには最後まで人の心があったという証拠です。人を殺したことは置いといて、その事実に耐えられる精神力、メンタルの強さに憧れる。もちろん人は撃ちたくないですけどね笑。

 あんなに強く警戒心の強いカイルでも、最後は元軍人との射撃訓練中にその軍人に射殺される。たぶんどこかで恨みを買っていたのでしょうね。
クレジットで実際の葬送の様子が流されましたが、やっぱりアメリカでは伝説的なヒーローだったんだというのが一目でわかりました。

 戦争映画ということもあって日常の場面はうまく簡潔にまとめられていてすごく観やすかった。そのおかげもあって戦場の場面の緊迫感が増し、最高の映画になった。
 本物のカイルとそっくりなクリス・クーパーの演技にも注目です!


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 『LIFE!』(原題: The Secret Life of Walter Mitty)は、2013年のアメリカ合衆国の叙事詩的コメディドラマファンタジー映画。監督と主演はベン・スティラーが務めた。
 この映画は1939年に発表されたジェームズ・サーバーの短編小説「ウォルター・ミティの秘密の生活」を原作とするダニー・ケイ主演映画『虹を掴む男』のリメイク作品である。
 アメリカでは2013年12月25日に、日本では2014年3月19日に全世界で最も遅くの公開となる。

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一歩踏み出す勇気をくれる素晴らしい映画!

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 同じことを繰り返す日々を送る人なら誰しも、もし自分がアクション俳優や歌手だったらなんて”妄想”したことはあると思います。しかしそれだけじゃ人は良くも悪くもならないんですよね。
そんな何かを変えたい人と思っている人が大勢いる世の中だからこそこの映画がヒットしたわけですね。

地下鉄に乗って雑誌「LIFE」の写真管理部に通勤しているウォルターは、何ひとつ変わりばえのない日々を繰り返している。彼の唯一の趣味は、虚しい現実から逃避して突飛な空想に浸ること。ある日、ライフ誌最終号の表紙を飾る大切な写真のネガがないことに気づいた彼は、一大決心をしてカメラマンを探す旅に出発する。そのありえないほど波瀾万丈の冒険の道のりは、彼の人生を一変させていくのだった……。


 ちょっと度を越した妄想癖のベン・スティラー。
どこまで妄想かわからずラストまでちょっとハラハラしました。まさか最後妄想じゃないよね?って笑
しかしベン・スティラーはいつも年相応の役に演技してて安定して楽しく観れますね。

 こんなにもすがすがしい気持ちになれる映画はそうそうない。
雑誌『LIFE!』の最後の表紙を長年陰で表紙写真を支えてきたウォルター(ベン・スティラー)が飾った。
明日から何か始めてみようかな?明日からまた頑張ろうと思える映画はやっぱりいいですね。

まあ大体の人は次の日にはまた元の生活に戻っちゃうんですけどね。日本だと特に。

映像がきれい。最高のロードムービー!

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 旅に出たくなる。この一言に尽きる。
火山噴火や雪山など、きれいに撮りにくそうなものも完璧に映画かれていて素晴らしかった。場面場面のつなぎも独特なものがあって、とても気に入りましたね。

 ベン・スティラーと聞いて最初はコメディ映画かと思ってましたが思ったより心にくるものがあるロードムービードラマでした。妄想男ウォルターはめちゃくちゃピュアで女性の家に修理屋さんがいただけで深読みして勘違い。そのままタクシーで帰る姿はかわいそう過ぎました(´;ω;`)

 結局最後はいい感じになって終わったのでよかったですが。

妄想もほどほどに!

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 ウォルターみたいに毎日あんなド派手な妄想していたら正直まともに生活できませんね笑。
しかし想像するということはある意味日々を豊かにする素晴らしい手段ですから、あまりのめり込まない様にほどほどに楽しみたいですね笑。

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 『アリスのままで』は、2014年公開のアメリカ映画。リサ・ジェノヴァの同名小説を原作としている。上映時間101分。
主演のジュリアン・ムーアが第87回アカデミー賞で主演女優賞を受賞した。監督のリチャード・グラツァーは企画があがった当時、筋萎縮性側索硬化症を悪化させており、ワッシュ・ウェストモアランドのサポートを得て完成させた。

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病に侵された監督が撮った、暖かく切ない病の話

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 コロンビア大学言語学科教授のアリス・ハウランド(ジュリアン・ムーア)は才色兼備で周りからの評判もよく、明るく家族の中心的存在だった。しかしある日を境に言葉を忘れたり、大学のキャンパス内で迷子になったりといった症状が現れ始める。医師から若年性アルツハイマーだと診断されたアリスは、家族とともに病気との戦い、そして自分との戦いが始まるのだった。

 若年性アルツハイマーが題材の『アリスのままで』を撮ったリチャード・グラツァー監督は撮影中からALS(筋萎縮性側索硬化症)を患っていたそうです。しかし監督はたとえ手が動かなくなっても撮影を1日も休むことなく作品を完成させ、アカデミー賞授賞式3週間後に63歳で亡くなったそうです。
このことを知った私は「病気と闘う人が撮った病気と闘う映画を観てみたい」と思い鑑賞しました。

 変な風に聞こえるかもしれませんが、やっぱり普通の人が撮った映画とはどこか違うなと感じました。
今まで観たことのないような若年性アルツハイマーをリアルに描いた作品。症状が出始める頃やそれによって家族がどう動き出すのかの描写。アルツハイマーとはこうなることだというドキュメンタリー的な映画だなと感じることもできた。
もちろん、ここまで完成させたのは監督だけの力ではなく、主演のジュリアン・ムーアの演技が素晴らしい。病気の進行し物忘れが激しくなり、言葉が出てこない。ちょっと前の記憶がなく、家族のことも忘れてしまいそうになりながら頑張る姿に感動しました。かなり勉強し研究したんだろうなと感じ取れるほど素晴らしい演技力です。アカデミー賞授賞も納得です!

最大の敵は自分。

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 アリスは病気発覚から早い段階で、未来の自分にメッセージを残していました。
その内容は自分の誕生日や家族の名前。普通なら覚えていられることを1つでも忘れたら薬を飲んで自殺しろというものでした。結果的に薬を飲む手前までいきますが、なんとか実行されずにすんだ。よかった。

 病気の人が家族なんかにビデオメッセージを残すなんてことはよく聞きますが、自分に対してもこういうことする人もいるのかなと思いながら観てたら、ジュリアン・ムーアの顔の表情の変わりようなんかと合わさって、とても切なくなりました。夜に1人で見るんじゃなかったと少し後悔・・・笑。結局はいい感じに終わってよかった。

 病気に限らず、人っていうのは弱くなった時の最大の敵は自分自身なのかな。
とても気分が落ち込んでそこで全てを諦めるのも、前向きに考えて這い上がるのも自分。多少周りに左右されることがあっても最終的に決めるのは自分で、アリスみたいにあんなビデオメッセージを残すのはやっぱり良くないですよね。

重要な決断は、その時の自分自身で決めること、と教えてくれた様な気がします。

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 『草原の実験』は2014年に製作されたロシア映画。セリフなしの映像美で描かれる少女たちのささやかな日常に、徐々に意外な暗い影がさしこんでいく。2014年・第27回東京国際映画祭コンペティション部門に出品され、最優秀芸術貢献賞を受賞した。

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全編セリフ一切なし!

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 この映画は最初から最後まで一切セリフのない映画。今までそんな映画観たことも聞いたこともなかったので、とても興味深かったです。
 映画にとって、というよりも人にとって一番大事なのは口で会話する、説明すること。通常は感情を表に出して表すことの一番の手段として会話やセリフがあるわけです。しかしこの『草原の実験』はセリフで感情を表すことができない。だったらどうするのかというと、BGMや表情で表現するわけです。その中でも評価したいのが役者さんの演技です。
 セリフがないということは役者の演技力がモノを言う作品であるということはわかると思います。私もそれを期待して観ましたが、役者のみなさん想像以上の演技力。特に表情の作り方が本当に上手ですぐに感情を読み取ることができました。
主人公のジーマはあまり感情的になる場面がありませんでしたが、それでも微妙な変化を付けていて役者の力を目の当たりにした気分です。

 もう一つ感心したのはカメラワークの秀逸さ。流れるような視点移動、場面切り替え。内容もさながら本当に素晴らしい作品でした。
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 主人公のジーマを演じたのはエレーナ・アン。
このエレーナさんがとても綺麗な顔してるのがセリフがなくても観てられる一つの要素なのかなぁと思いました。
韓国とロシアのハーフらしいのですが、正直今の日本の芸能界にこれ以上綺麗な人はいないと言えるほど綺麗です。
声やほかの演技もとても気になるので今後たくさんの映画作品に出演、主演してくれるのを楽しみにしています!


映画慣れしている人じゃないと疲れる・・・?

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 セリフもないということは字幕もないということです。私も鑑賞前のメニュー画面でいつも通り字幕設定するぞ~とか思っていたら

 「メニュー画面に字幕設定が・・・ない!?」

そしてこれはセリフのない映画だったと思い出したらなんだか鳥肌が立ってしまい、映画を観る前から変な感じになってしまいました笑。

 映画の話に戻りますが、セリフがないだけでその舞台の国の言葉、つまりロシア語の新聞などは出てくるわけです。
しかし字幕設定もないのでなにが書かれているか予想しなければならない。といっても話の流れから予測できる物がほとんどではありますが、映画や小説を読みなれていないひとが観たらなんで?なんで?ってなるかもなと思いました。ロシア語だけでなく場面の切り替わりが唐突でどういうシーンに飛んだのか一瞬考えなければいけない時があったようななかったような・・・笑

 自分で言うのもなんですが、私は映画はそこそこ観慣れている方なので映画に関する知識や理解力はあるつもりなので多分あまり映画を観ない人は分かりにくいんじゃないかと思いました。

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